論説

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車依存脱却の視点が乏しい国交省「地域公共交通計画の実質化」中間報告

株式会社トラフィックブレイン太田恒平社長の見解を紹介します。(地域公共交通勉強会編集部) 車依存脱却の視点が乏しい国交省「地域公共交通計画の実質化」中間報告 国交省「地域公共交通計画の実質化」の中間報告には、都市公共交通への投資による車...
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「エリア一括協定運行事業」の実態:過度な期待と現実のギャップ

何玏(芝浦工業大学大学院博士課程) 筆者の身の回りでも、「エリア一括協定運行事業」に対しては期待する声が高まっています。しかし、実像を調べると、実際には期待されているものとはかなり違う制度となっているようです。本記事で「期待」と「現実」を...
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地域公共交通活性化再生行政の事業評価制度の性格に関する一考察

何玏(芝浦工業大学大学院博士課程) 「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会in上田」の論集に投稿した標記論考を転載します。 はじめに 地域の公共交通をどのように運営するかはその地域(自治体)の自己決定に属する問題であり、地方公共団体の交通...
地域公共交通の学説

路線バスが廃止されたらどうなるの?――路線バス「廃止代替手続き」の話

何玏(芝浦工業大学大学院博士課程) 地域を走る一般路線バスは、沿線の自家用車を自由に使えない住民にとって生活に欠かせないインフラの一つです。一方、日本の道路運送法は、事業者の判断で路線バスを廃止することを認めています(ただし、6か月前まで...
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ライトラインから都市交通改革を全国へ~どうして出来なかった日本のLRT4~

第16回全国路面電車サミット宇都宮(2024年1月28日)の基調講演の内容を紹介します。(地域公共交通勉強会編集部) 熊本から今いちど真面目に都市交通~めざせ「車1割削減、渋滞半減、公共交通2倍」 都市...
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なぜ地域公共交通会議とは別に運賃協議会が必要になったか

何玏(芝浦工業大学大学院) 運賃協議会の導入 2023年の地域公共交通活性化再生法改正と合わせて行われた道路運送法改正により、地域公共交通会議の役割は、法第9条4項の協議会(運賃協議会と仮称しましょう)と地域公共交通会議とに...
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なぜ地域公共交通計画に収支率改善を盛り込まなければならないか――バス国庫補助金実務と一体化した地域公共交通計画制度――

何玏(芝浦工業大学大学院) NPO法人・公共の交通ラクダ(RACDA)が発行する会誌『クリーンモバイル・岡山倉敷連星都市圏3 ライトレールが変える都市の風景』(2023年2月発行)に寄稿した標記記事を転載します。 なぜ地域公共交通計画に...
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情報公開:市町村における地方バス向けの各種財政措置の活用状況に関するアンケート調査

当グループメンバーである山本卓登(東京大学大学院)と何玏(芝浦工業大学大学院)が実施した「市町村における地方バス向けの各種財政措置の活用状況に関するアンケート調査」の質問票を公表します。 地域公共交通に関する財政措置が特別交付税や包括...
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規制緩和後の生活交通確保に対する学説と自治体の姿勢の展開――ミニマム保障と利便性向上の概念的曖昧さと政策目的の希薄化

2023年11月25日(土)に東京都立大学南大沢キャンパスで開催された第68回土木計画学研究発表会・秋大会で何玏(芝浦工業大学)が行った標記研究発表の資料を紹介します。 規制緩和後,生活交通を確保する役割は自治体が負うこととなった.公共交...
地域公共交通の学説

公共交通事業の「赤字」に対する解像度を高める

何玏(芝浦工業大学大学院博士課程) この間、公共交通事業の赤字の問題が世間でも大きな話題となっています。「公共交通事業が赤字」だと、「自治体が支援しなければならない」であったり「事業者が内部補助でかろうじて努力して維持している」などの印象...
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